さびなんど

古道具のネットショップをやっています。

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夏の終わり

今年、関東は早々と梅雨が明けてしまいました。6月に梅雨が明けるのは、観測史上初ということ。子どもの頃は、梅雨が嫌いでした。雨でどこにも遊びに行けないし、なんだか暗い気持ちになったものです。そんなわけで梅雨を象徴するかのようなアジサイも嫌いでした。子どもの私には、なんだか地味で冴えない花に思えたのです。でも、年を重ねるにつれ、梅雨が好きになりました。5月には淡い色だった草木の緑もぐっと深くなり、雨をたくさんあびて、ぐんぐんと成長していくのを感じます。緑の中にいるとむせ返るような、息苦しいような、そんな草木の息づかいが感じられます。梅雨明けには、雷鳴がとどろき、雨がやむと蝉が一斉に鳴きだす。そんないさぎよい梅雨から夏へのバトンタッチも好きです。それなのに今年の梅雨は、いさぎよさとは程遠く、西日本にとんでもなく長い間大雨を降らせてから去っていきました。西日本豪雨により被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。長かった今年の夏。そんな夏もいつの間にか立秋もすぎて、夜には鈴虫が鳴くようになりました。夏の初めに作ったドライフラワーもすっかり色あせて、夏の終わりを感じます。今では大好きなアジサイと、クリスマスローズをドライにしてリースに。夏の初めの写真です。

重たいドアを開けて (The door is opened)

ご無沙汰しております。さびなんどです。2018年も始まってすでに半分ほどが経ちました。いかがお過ごしですか?さびなんどはほぼ4年間、古道具から遠ざかる生活を送っておりました。第2子をお腹に宿してからはつわりがひどくて動けず、出産後は子どもがアレルギー持ちであることがわかり、子育てに専念することに。 日々の生活に追われ、自分の時間を持つ余裕などありませんでした。しかし、子どもが成長するにつれ、アレルギーの度合いも小さくなり、少しずつ自分の時間が持てるようになると、錆納戸の倉庫で出番を待っている古道具たちが気になるようになりました。それでも、日常のいろいろな細かいことに追われ、ショップオーナーとしても使命は果たせず。その後ろめたさからか、錆納戸ショップから少し気持ちが離れたこともありました。仕事を持つママ友たちをうらやましく思ったり、うまく時間を作れない自分をダメだと思ったり。商品を撮影する時間もとれないくせに、在宅で秘書や翻訳の仕事ができないかとネットで仕事を探したりすることもしました。でも、昨年末、あることがきっかけで、ショップを本格的に再開すると決意したら、そんな迷いや、羨みや、焦りなどはすっかり吹き飛んでしまいました。わたしに必要だったのは、逃げることをやめて、やるべきことに正面から向き合うことだったんですね。